夫の浮気調査で証拠発見する妻はいるのか
「外で夫が浮気をしているかもしれないと思ったらどうしますか?」との問いに対して「疑わしいから浮気調査をして証拠を発見する」と答えた妻はほとんどいませんでした。妻たちの大多数は「見て見ぬふりをする」が物事を穏便にすます術であり、賢い選択なのかもしれません。
大人だなと感心しましたが、実はそうではないようです。浮気の証拠を探さない理由には、妻たちはたとえ夫の浮気調査をして証拠をつかんだとしても「問い詰めるのが怖い」という理由をあげる方が、意外に多いようです。
インタビューに応じていただいたAさんもその一人です。Aさんの夫はスバルタ教育を非常にする旦那で、子供が嘘をついたりしようものなら、言い訳させず殴るほどの怖い父親でした。
Aさんが子供を叱っているときは、夫も必ずそこに一緒に参加して怒りました。子育てに関しても意欲的な父親だったといえます。
ところが、私が子供を怒っていても、あるときから我関せずという姿勢をとるようになったのです。時には「それほど怒ることもないじゃないか」と子供を優しくかばうこともありました。Aさんは教育方針を一変させた夫をみて、背後に夫の浮気を感じ取りまいした。
あるとき夫にどうしたのか聞いてみたんです。すると夫は「叱るよりも子供はほめて育てたほうがいいんだって」とAさんにまじめな顔で話し始めました。やっぱりと思いました。自分の持論を変えてしまうなんて、よほど精神的に大きな影響を誰かから受けたに違いないと思いました。
こうした妻の勘は、ほぼあたっています。夫婦間における女性の勘は鋭いのです。自分の勘にAさんも自信を持っていました。
しかし、Aさんは「浮気しているでしょうとは、怖くて聞けません」と言いいます。「叱るより褒めた方がいいなんて話を誰に聞いたの」とただ一言きりだせばそれですむことでしたが、Aさんはその一言をどうしてもいいだせず、そして夫の浮気調査もせずに日々悶々と過ごしました。
その一言が言い出せなかったということは、相当私も疑っていたんだと思います。「浮気していることを肯定されてしまったらどうしたらいいのか…」と思いました。子育てに関してアドバイスできるくらいですから、浮気相手の女性も子育ての経験がある人妻ではないかと思いました。
いろいろとそんな風に考えてしまったAさんは、素直に浮気を尋ねることが、出来なくなっていました。そんな自分が情けなくなったとも言いいます。今の環境も、もし、聞いてしまったらがらりと変わってしまうかもしれないという、そんな恐怖もありました。
結婚して12年、熱烈な恋愛感情が夫に対してあるわけではないですが、家庭を大事にしたいと少なくとも強く思っていました。今の夫と家庭を失いたくないという気持ちから、浮気を問い詰めることが出来ない、そんな哀しい妻のインタビューでした。
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